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ゆっくりのんびりいきましょう♪

ゆっくりのんびりいきましょう♪

2歳から3歳まで

2歳になったコウは、急に単語の数が増え始めた。まるで、今までせき止められていたものが、急に溢れ出てくるかのようだった。特に車の名前はどんどん覚え、道行く車を指差しながら、「○○」と車種を言うようになった。2語文も出始め、「○○きたね」「○○あった」など、成長的には、さほど問題もなく、順調なように見えた。
私の真似をして、お友達の家から帰るときなどは、「おじゃました~(お邪魔しました)}などと言ったりもしていたが、それに伴い「バイバイ」などのジェスチャーなどは、姿を消してきた。

2歳になったばかりの頃、お友達が胃腸炎で暫く一緒に遊べなくなり、復帰して外に出てきたときは、その子の手を握り、一緒に歩こうとした。
コウが初めてお友達の手をとったのはこのときである。
午前中は、睡眠不足で機嫌の悪いことが多く、お友達の顔を見るなりキーキー言うことも多かったが、昼寝後、隣の公園から声が聞こえようものなら、すぐに外へ飛び出し、近所を一緒に走り回ったりしたものだ。
お友達と2人なら仲良くいられたが、3人になると機嫌が悪くなることが多かった。

多動はピークを向かえ、迷子もしょっちゅう、「止まりなさい」と言おうと無視。「お母さん、帰るよ」といっても無視。まるで顔色など見ようともしない。怒られても笑っているような子だった。

2歳半を過ぎた頃、大好きなMちゃんが、引越しをすることになった。
2ヶ月くらい前から決まっていたこともあり、少しでも長い時間遊ばせてあげたいと思い、場をつくろうとするも、なかなかみんなの輪には入れない。そして引越しを見送った翌日、「Mちゃん、もういないね」とポツリとつぶやいた。
その言葉どおり、買い物に行く度に、Mちゃん宅をのぞいていたコウが、ぱったりそこへ行かなくなった。
子供の認識力にびっくりさせられた経験である。

アスレチックが大好きで、慎重ながらも色々な場所から上り下りをし、親のほうが冷や冷やさせられた。しかし、いつまでたってもジャンプができない。手足をばたつかせるのがコウのジャンプのスタイルだった。

その頃、5ヶ月下のYちゃんママが、「会話ができるようになってきたから、すごく楽になってきたよ。1ヶ月位で急に成長してしまった。」と言った。そうか、そろそろ会話ができるようになるんだよな。コウもそろそろかな。
そんな思いは、叶えられることもなく、それどころか、2歳10ヶ月を過ぎた頃には、呼びかけても後ろを振り向くことさえしなくなってきた。
言葉はどんどん増え、二語文どころか三語文も余裕で話せるコウが、まるで返事をしない。
この頃、私はよく、「いるの?いらないのお返事しなさい」?など、コウの顔を無理矢理こちらにむかせて問い詰めてしまったものだ。
興味のあることにはすっとんできて反応するのにも関わらず、どうでもいいこと、嫌なことには無反応。2歳児特有の「いやいや」さえなかった。
しかし、嫌なことを言われたり、その場から早く立ち去りたいときは、なぜか「南武線!」を連発した。

ビデオのせりふを繰り返し言ったり、気に入った言葉を繰り返したり、一人事が急に増えてきた。コウなりの言葉遊び?も始まり、「ぼそそ、○○る走るね」と○○に知っている単語を入れ、30分以上も話し続けていることもあった。
この子は何かおかしい・・・そう嫌な確信をもってしまった時期だった。


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